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議長・副議長

議長記者会見

平成23年12月議会後の議長定例記者会見(平成23年12月14日 寺井議長・竹田副議長)

平成23年12月定例議会終了後(平成23年12月14日)の議長定例記者会見の要旨について掲載します。


記者会見を行う寺井議長 記者会見を行う竹田副議長
記者会見を行う寺井議長 記者会見を行う竹田副議長

<南海放送(幹事社)>
 ただいまから、定例の議長記者会見を始めさせていただきます。それでは、最初に、議長からごあいさつをお願いします。

<寺井議長>
 12月定例会を閉じましての議長定例記者会見をさせていただきます。
まず、国政のことですが、12月9日に閉会した臨時国会で、大震災復興支援を柱とした第三次補正予算は成立したものの、TPP交渉問題では、本県を含め 44道府県議会が交渉参加反対や慎重に検討すべき旨の意見書を提出しているにも関わらず、国民への十分な情報提供が行われないまま、見切り発車的に交渉参加を表明したことは、誠に遺憾であります。
 また、野田総理は、消費税率の引き上げ幅や実施時期を明記した大綱を年内に取りまとめると表明されましたが、社会保障と税の一体改革では、消費税の配分や地方単独事業の扱いについて、地方の意見を聞かず、中央主導で議論を進めようとしており、我々地方としては声を大にして、国と地方が協力して取り組むべき改革であることを訴えていかなければならないと思います。
 次に、原発問題についてでありますが、来月には、伊方原発2号機も定期検査に入り、原発3基とも停止する可能性が極めて高くなり、今後の電力供給が大変懸念される状態となってまいりました。四国電力からの報告によると、3基とも停止した場合でも、火力発電所の再稼働などで、何とか電力需要を上回る供給力を確保できるとのことですが、綱渡り的な状態であることには変わりありません。県議会としては、当面、冬場の電力供給の安定的な確保について注視してまいりたいと考えております。
 さて、今議会の総括ですが、9月の台風被害関連の災害復旧対策や地域医療再生基金の積み増し、職員の給与改定などの予算が可決されましたほか、最終日には、先月成立したばかりの国の第3次補正予算に速やかに対応した46億円もの追加補正もされるなど、中村知事には県民の安心・安全のために、迅速に必要な措置を講じていただいたと評価しております。
また、中村知事が就任され、ちょうど1年が経過しましたが、スピード感をもって大震災の被災地支援や原発の安全対策に取り組んでいただいているほか、「愛媛の底力」を県外にPRするための取り組みについても、持ち前のフットワークを発揮してトップセールスされるなど、「愛顔(えがお)あふれる愛媛県」づくりに邁進されていると高く評価しております。引き続き、県政の発展に努めていただきたいと願っております。
 以上、簡単ではありますが、議長定例記者会見の冒頭のあいさつといたします。

<南海放送(幹事社)>
 それでは、代表質問に移らせていただきます。今回は一点だけですが、台湾との交流についてお聞きします。先般、知事、議長をはじめ、県議会からも多くの議員が台湾を訪問され、愛媛のかんきつや観光のPRを行われましたが、台湾の関係機関の反応はいかがであったのかということと、今後の交流促進のためにどのような取組みが必要かということについてお聞きかせください。

<寺井議長>
 今回の台湾のトップセールスについては、私も知事と同行し、愛媛のかんきつや観光PRを行ってきました。また、愛媛県議会果樹農業振興議員連盟も、16 名の議員が参加しまして、みかんPRイベント、卸売市場の視察、また、現地の商社や仕入れバイヤーとの意見交換などを行ってきました。
 今議会の一般質問でも、今回参加した議員が登壇した際コメントがありましたが、台湾の人は本当に日本に好意的であり、また、日本の産品を高く評価していただいており、現地新興三越で行われた愛媛みかんのPRイベントでは、500名を超える観客に集まっていただいて、愛媛みかんの魅力や安全性、本県観光等を十分PRすることができたと思っております。
 今回の訪問で感じたことは、台湾の方々は、日本産の果物に対して、おいしい、安全、高価とのイメージを持っており、みかんは台湾では高級品の扱いでありますが、良いものは高くても買ってもらえることを実感した次第でございます。
 それで、台湾には、既に世界各地から様々な果物が輸入されておりまして、産地間競争が激しい状況であり、「愛媛=みかん」とまではいっていないことから、これからも、産地間の勝負であると思っており、県議会として、また、県議会果樹議連として、側面的に支援してまいりたいと思っております。

<南海放送(幹事社)>
 それでは、その他質問のある社がありましたらお願いします。

<愛媛新聞>
 冒頭の議長のご発言にありましたように、中村知事、就任1年について触れていただきましたけれども、高く評価しているということですが、もう少し、例えばこういうふうにしてもらいたかったとか、注文があったりとか、2年目の課題とかについてどう思われていますか。

<寺井議長>
 1年間振り返ってみますと、昨年12月1日に知事に就任され、12月議会の冒頭に所信表明をされ、2月議会では、自身の公約、思いを入れた当初予算を編成されました。そして、2月議会の最終日、3月11日に東日本大震災が発生し、そこから、えひめ愛顔の助け合い基金という他県にはないような基金を立ち上げられて、被災地の修学旅行の支援対策を行い、本県と被災県の高校生の交流に繋がるなどしておりますが、非常にスピードがあって、そして新しい発想で動かれているという印象ですね。これも、中村知事の若さというか、行動力ではないかと思います。また、トップセールスにしても、日程的に強行スケジュールになっていても、大消費地の首都圏や関西に出向いて動かれていますし、やはり、商社マン的な発想で、自分の考えと回りの意見をうまく取り込んで、愛媛県の発展のために燃えているような感じがしています。それと、冒頭でも言いました税の問題についても、全国知事会の代表として行かれて、地方の声を強く出されているのではないかと思います。また、このたびの国の第三次補正予算が決まると、議会中であっても直ぐに予算措置をするとか、愛媛県でやらなければならないことは県単独ででも、例えば、山鳥坂ダムでもそうですが、その地域の方のことも考え、県単独で予算を組まれたように、できることは直ぐに対応しているという認識をしております。

<愛媛新聞
 知事の2年目についても、課題などがあったらお願いします。

<寺井議長>
 愛媛県は、愛媛県としてきちんとやっていかれると思いますけどね。それよりも、国の方がね、消費税増税の検討で、除夜の鐘まで聞いてとかいうお話を聞きますけど、TPPの問題でも、海外に行ってそこで表明するんじゃなくて、国内で国民にしっかりと説明すべきだと思うんですよ、総理自身の声で。愛媛県にとってもこの問題は、第一次産業の方も大変ですし、昨日、畜産業関係者の方々と意見交換もしましたけど、物凄く危機感を持っているんですよ。その辺りのこともありますので、知事には愛媛県は愛媛県のカラーを出して、予算的な措置をはじめ、できることはしていただきたいと思います。それから、全国都道府県議会議長会の会合で学校の耐震化の話が出ましてね、この耐震化も、もっと早く進めていただきたいと思います。

<愛媛新聞>
 TPPの影響を受けるのであれば、それらへの手当てと、学校の耐震化ということでよろしいですか。

<寺井議長>
 そうですね。でも、TPPは、中身がどうなるのか、情報が入って来ないので私自身も勉強不足ですけれども、言われていることと動いていることが実際には違うみたいなんですよね。これから交渉に入る中で、今の政権与党では本当に交渉ができるのかと。交渉のテーブルに出していないものはオール無しの関税だと、書面で出したもの以外のものは全部関税無しでしょ。そこで漏れていたら後でとやかく言えないという交渉方法なんで、今の与党で本当に交渉ができるのか、ノーと言えるのか、誰もが心配することじゃないかと思います。

<愛媛新聞>
 農業対策は、国の第四次補正予算に入るような感じで報道されていましたけど。それから、中村県政1年について、副議長にもお聞きしたいのですが。

<竹田副議長>
 そうですね。知事は、商社マンの経験がありますし、お若いし、非常にフットワークがいいという印象です。加戸前知事も加戸知事の良さがありましたけれども、中村知事には、前知事とは違った期待感があるんじゃないかと思います。また、職員もまだまだ知事の考えを掴み切れない面もあるかもしれませんが、前向きの姿勢でこれから愛媛県を変えてもらえるという期待感を私は持っています。それから、本日の議会の最後に、中村知事のあいさつがありましたけど、終った後に拍手が起こりまして、前もそんなことがあったのか、退出する際に他党の議員と話しまして、「竹田さん、最後のあいさつで拍手したのは、多分初めてじゃないか」と。それだけ、議員が期待感を持っているのではないかと。自分の言葉で自分の考えをしっかり言われた、国に対して物申すことはしっかりと言わなければならないという姿勢に対して、自然に拍手が沸き起こったのではないかと思いましたし、話をした議員も大変びっくりされておられました。与党、野党問わず、そういう期待感が議員にはあると思いますし、私も期待しております。

<愛媛新聞>
 中村知事の議会最後のあいさつで、地方財源の充実強化を、年末の政府予算編成に向けて強く訴えていきたいとありましたが、24日に閣議決定と言われていますので、あと10日程しかないのですが、議会としても、今回、意見書も出ていますが、議会を通じて何かやっていこうと思うことがありますか。

<寺井議長>
 議会を通じてというよりは、全国議長会を通じて行う国への要望に入っております。本日、議会を閉会してこれから年末までの間に、議員が集まることはないのではないかと思う。
 また、来年1月の16日~18日の間、自民党では政調部会を開催しますので、自民党として当初予算編成に向けての意見が出てくるのではないかと思います。

<愛媛新聞>
 議長が言われた消費税の増税について、どう思われますか。自民党のマニフェストにもありましたが。

<寺井議長>
 増税というのは、野田総理が財務省が考える感覚で表明されたのではないかと思います。ただ、各党のマニフェスト、また、野田総理の所信表明でもあったように、身を削ってということを言われたと思いますが、国会議員数の削減とか、公務員の給与削減や制度改革など、自分の身を削ってから増税の話を国民にすべきなんです。あの大震災からの復興のために被災地の痛みを分かち合うという考え方は、国民の半分ぐらいが思っているのはないかと思うんです。でも、自分の身を削ると所信表明をしているのに国会議員の数を一人も削っていないんです。やるべきことをすれば、増税についても国民の理解をある程度得られるじゃないかと。

<愛媛新聞>
 議論が進んでいないのは、自民党にも責任があるのではないかと思うんですが。

<寺井議長>
 自民党と言われても、地方から声を上げても党本部が動いてくれない、自民党の中がまとまらない。

<愛媛新聞>
 選挙制度が絡むと、二大政党と中小の政党では違いますので難しいんでしょうかね。

<寺井議長>
 でもね、平成の大合併で、県とか市町村は、議員の数はかなり削って、財政構造改革の影響で地方財源は削られてるんですよ。削っていないのは国だけです。その中で、地方は給与のカットとかいろいろな面で、また、財政面も考えて合併もしたのに、国会議員は、どこで何しているのかわからない人の方が多いですよ。

<愛媛新聞>
 先ほど、地域公共交通活性化促進議員連盟の設立総会で、会長と事務局長に就任されましたが、具体的にこういうように活動して行きたいと思われることはありますか。

<寺井議長>
 議連の設立については、今年の8月に、四国4県の正副議長会議で、香川県が提案県になりまして、議連を作られて、先月には、徳島県でも議連を立ち上げた。そして、高知県も12月議会中に立ち上げるというようになっております。1県で国交省など国へ要望しても力が発揮できないので、4県共同で同じ意味をもつ議連を作って活動する方が効果的です。また、愛媛県は離島が多く、昨日も、全日本海員組合の方が陳情に来られましたが、高齢者や子どもは船やJRをたくさん利用しており、公共交通機関の利用のためにできることから活動していこうという考えで、来年5月には、四国4県での議連の設立総会を行い、これからの活動方針を考えていくことになると思います。観光促進の議連や森林林業活性化の議連も毎年5月に四国4県での総会をしておりますので、今回の交通の議連も同時にやっていきたいと考えております。

<愛媛新聞>
 しまなみ海道など、本四架橋の話ですが、料金値下げの原資にもなっている出資金の問題ですが、愛媛県だと年間50億円ですが、再来年度から切れるので、先日、追加の出資金を国が求めていると新聞でも報道されました。それで、地方は10府県市に大阪市が入っていますので、大阪市の新市長あたりが反対と既に表明されていますが、このことについてどう思われますか。

<寺井議長>
 このことについては、新聞紙上で問題が出たところですので、これから議論が活発になって、理事者と議会で議論していくことになると思います。

<愛媛新聞>
 中村知事は、以前から言われておりますが、出資金の延長は約束の期限が切れているので、10府県市が足並み揃えていくのが前提なんだけれども、基本的には拒否していくスタンスのようですが。

<寺井議長>
 そうでしょうね。やはり、橋の料金は、他の道路料金と比べても全然違うし、それを改善なり要望なりしていかないといけないと思いますが、出資の問題は、今ここで、議長の立場では言えることではありませんので、私としては、議会でも議論していくことになると思います。

<愛媛新聞>
 正副議長の任期なんですが、年明けに、自民党県連の人事も行われるかと思いますし、それとの関係もあるかと思いますが、全国的には、任期は2年ぐらいのところが多いかなあと感じておりますが、任期についてどう考えられていますか。

<寺井議長>
 自分が当事者でありますから言いにくい立場なんですが、全国的な流れで、また、全国議長会の中でもそういう話は大いにあります。でも、当事者ですから、自分からは言えませんし、それは、周りの議員さんが決めることであります。

<南海放送(幹事社)>
 他に質問もないので、これで終了します。

<正副議長>
 お世話になりました。

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