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平成23年5月議会後の正副議長就任記者会見(平成23年5月11日 寺井議長・竹田副議長)

ページID:0012635 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長・副議長記者会見

平成23年5月議会後の正副議長就任記者会見(平成23年5月11日 寺井議長・竹田副議長)

平成23年5月11日の臨時会終了後の正副議長就任記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う寺井議長
記者会見を行う寺井議長の画像

記者会見を行う竹田副議長
記者会見を行う竹田副議長の画像

<愛媛新聞(幹事社)>

 まず、幹事社から質問させていただき、その後、各社から質問させていただきます。議長、副議長の順番でお願いします。
 議長は、先ほど本会議場でも言われていましたが、就任に当たっての抱負であるとか、特に、震災や原発問題も起きていますので、議会としてこのようにやっていきたいということも織り交ぜて教えていただければと思います。

 

<寺井議長>

 今日の臨時議会で、議長に選任されまして、45人の方から信任を受けたということで、地方が厳しい中でも、一生懸命、自分にできることはやっていきたいと思うし、また、足りない部分は、竹田副議長にも相談しながら、いろんな意味で二人三脚でやっていきたいし、各会派の皆さんといろいろなお話をさせていただきたいと思います。また、理事者側は理事者の考え、方針もあると思いますので、是々非々とか、皆さん言われますけど、協力もすることはしていけなければならないと思います。
 それと、やっぱり99代議長という、この長い愛媛県議会の歴史とか、そういう中で責任の重さを感じていますし、伝統の中で築かれた県議会としてのいいところはいいところとして認めて、まあ、新しい議員さんも増えてきており、若い方もおられますので、いろいろな意味で、調整しながら、進めていきたいと思います。

 

<竹田副議長>

 私は、副議長という立場でございまして、議長の補佐役という形で一生懸命やる、まあ、私の方が年長者であり少し違った経験もしていますので、少しでも経験を活かして寺井議長のもとでやっていきたいなと、そういう思いを持っております。また、理事者とのことにつきましては、やはり、是々非々と言いますか、そういうことも大切ですし、また、今、県議会は7会派になっておりますし、無所属の方も2人おられますので、そういう方々の意見もよく聞いて、理事者に言うべきことは申し上げると、そのような形で、議長の女房役として頑張っていきたいなと、このように思っております。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 理事者が東日本大震災の被災地支援本部を立ち上げて基金なども創設していますけど、議会として被災地支援とか、原発の安全対策とか、どのようにしていきたいと思われますか。

 

<寺井議長>

 支援については、議会でも、西原前議長の提案により、各議員が報酬の中から義援金を出して贈ったり、各会派で募金活動をしたり、個々の議員さんも現地へ行かれたことなども聞いてますし、できる限りのことをやってきていますし、今後も、今日明日で終わるという問題ではないと思いますので、引き続き、6月議会に向けて、そのようなことも勘案しながら進めていきたいと思います。原発の問題は、また、後でお話をさせていただきたいと思います。

 

<竹田副議長>

 想定外の本当に思わぬ地震が発生し、それに伴って大津波ですね、そのうえに、また、原発の大災害が起こりました。日本人というのは、終戦後、右肩上がりの経済復興に一生懸命取り組んで、経済大国になったわけですが、そういう災害とか、戦災とか、そういうことがなかったので、ある意味においては、ちょっと平和におごり切っていたのではないかと、そういう気持ちを私としては持っております。ちょうど、私は小学校4年のときに敗戦に遭いまして、まさに国難であったのですが、原発の問題につきましても、しっかりと取り組んでいきたいと思います。特に、伊方につきましては、先般、ちょうど、私は選挙中でありましたが、4月6日に一人で伊方原発へ行って参りました。中村知事があの事件が起こって、すぐに伊方へ行かれて、いろんなことをこういうことは改善した方がいいのではないかと言われた事項につきましても、私もチェックをしましたが、随分、積極的にですね、そのことについては取り組んでいただいていたなと、このように思っております。今は、自民党としてもプロジェクトチームを立ち上げまして、このことについても、今後、しっかりと取り組んで参るし、議会としても、他会派を入れて取り組んでいかなければならないと思っております。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 臨時議会での正副議長の就任の挨拶で、各会派の声もよく聞いて、公平公正にというふうにおっしゃっていただいたんですけれども、特に、交渉会派でもない一人会派であるとか、無所属の方とかですね、所属委員会の構成であるとか、結構、いろいろ不満も従来からお持ちなんですけど、とはいえ、民主主義は、数の論理であったりするのですが、その辺、どのように気配りされますか。

 

<寺井議長>

 その話は、毎回、毎年、聞く話でもございますが、交渉会派の人数とかなんとかじゃなく、結局、議員さんは47分の1なんですよね。ですから、自分が望むところへ行けないからとやかくいう問題ではないし、望むところに2年、3年、同じ委員会に所属する方がおられることもあります。まあ、ある方は、望んでいたところへ長年行けなかったけど、今回は行けるというお話しも聞いておりますし、だだ、自分が自分がというのは、ちょっとおかしいんじゃないかと思いますね。47分の1で、その中で、私でも16年やってますけど行っていないところもありますし、ただ、それを自分の意見が通らないからおかしいんじゃないかとか、昨日の世話人会でも、積極的に原発の問題に取り組んでない方が委員におられるというような、極端なお話が出るのはおかしいんじゃないかと思いますね。

 

<竹田副議長>

 今の寺井議長のお話、意見と同じですが、やはり、私たち自民党議員でもですね、いろいろな委員会に入りたいなあと思っても、自民党として経験していないところへ配属するということで、特に、年長議員については、全部お任せすると、希望してもダメですよというようなことですので、まさに、寺井議長が言われましたように、そういうことについて不満を持つということは、私は不本意だと思います。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 各論に入るんですけれども、政務調査費の領収書の添付が、県議会では1件1万円以上となっているのですが、県内の20市町のうち、政務調査費があるところは、全部1円以上で添付しているんですけれども、今後、見直すような考えはございますでしょうか。

 

<寺井議長>

 政務調査費の問題は、議長、副議長がとやかく言うものではなくて、会派の話し合いの中で、進めてきた経緯がありますので、ここで、1万円がいいとか、悪いとかじゃなくて、やはり、各会派の中で、個々の議員がそうすると進めてきた話でありますので、今、1万円をやめて、1円にするというようなお話は、ちょっとここではできないと思います。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 去年の12月にですね、中村県政が誕生しまして、5か月ぐらいになりますけれども、これまでも議会にいらっしゃって、また、正副議長という立場になって、どのような関係を築いていかれるのか、また、今の中村県政をどのように評価されているのか、教えてください。

 

<寺井議長>

 知事に就任されてから、期間的に短い中で当初予算を組まれました。その中で配慮とか、気配りとか、私の場合でしたら、第一次産業の出身でございますけど、この分野でもいろんな配慮をしていただきました。と言いますのが、国の方でも、自民党政権時代には、国の制度で補助率2分の1の補助制度があったんですが、民主党になりましたら、補助率が3分の1になって、いろいろな意味で、生産者とか個々の農家の負担額が多くなって、厳しいところがあります。そういう面では、知事にはいろいろ配慮していただいたり、県民の目線でものごとを進めていただいておるということで評価はしておりますし、市長時代の経験が長かったので、小さなところまで気配りしていただいていると思います。

 

<竹田副議長>

 中村知事は、私は昔からよく知っているんですが、非常に柔軟な頭脳を持っておられるし、また、中央でも幅広い人脈を持っておられるし、若さと、何よりもフットワークが凄くいいですよね。そういういろいろなところで、私は、前向きで愛媛県がもっともっと素晴らしい県になるのでは、そういう期待感を持っています。まあ、商社マンとしての経験もございますし、思い切った政策を作ってくれるのではないのかなあと、そういう意味で私たちも協力しますし、それも見守っていきたいと思います。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 議長の方から、冒頭、原発の問題はのちほどというお話がありましたが。

 

<寺井議長>

 原発のお話が、今日、マスコミの方からあるかなと思っておりまして、一通りのお答えの中でするよりも、もうちょっと、別にお話があるのかなと思いましたので、その後で、原発は原発で答えたらいいかなと思ったところでございます。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 幹事社からは質問を終わりますので、各社から何かありましたらお願いします。

 

<毎日新聞>

 今、議長から原発の話が出ていましたので、今日、意見書も可決されましたが、今後、伊方原発を抱える愛媛県として、議会として、伊方原発に関して、今後、どういう姿勢で臨んで、議会の中で議論していくのか、基本的なお考えをお聞かせください。

 

<寺井議長>

 先ほど、竹田副議長からもありましたけど、党や会派の中で、いろいろな意味で、プロジェクトチームを立ち上げたりとか、会派として四国電力に要望されたとか、今日の臨時議会でも、意見書には、一人だけ反対で全会一致にならなかったんですが、そういうものも出していく中で、議論もするべきで、また、しないといけないと思いますし、浜岡原発の問題は、昨日、副知事を座長とした伊方原発環境安全管理委員会があり、佐々木議員が賛成討論の中で言われましたとおり、自民党のプロジェクトチームの座長として、篠原議員が、その会にも参加されております。また、今回、県内視察が30日の週に予定されており、環境保健福祉委員会が伊方原発へ視察に行く予定ということも、聞いております。更に、先月29日で全議員が失職された中で、4つの特別委員会が消滅いたしておりますが、環境・災害対策特別委員会というのがありました。これは、19日の各会派代表者会議で前向きに検討するんですけど、そういった中で、どういう特別委員会がいいのか、やはり、こういう状況の中で、伊方の原発問題も取り上げていく必要がありますので、各会派代表者会議の中で、前向きに検討して、できる限り早く設置をしたいということは考えております。

 

<愛媛新聞>

 特別委員会ですが、従来の環境災害の特別委員会なのか、今回の震災・原発問題を受けて、特化した形の委員会になるのか、どのようなお考えですが。

 

<寺井議長>

 それは、まだ、私の中で、こういうお返事ができるようになっておりません。というのが、今日の臨時議会で議長になったばかりでございますし、各会派からいろいろな意見も聞いて、そのために19日の各会派代表者会議の中で、議論されるべき問題だと思います。

 

<毎日新聞>

 議会改革についてなんですけれども、前任期の最後の議会で、基本条例ができまして、基本条例の中身の充実については、新しい議員さん達が出た時にということで、前議長からも申し送りがあったと思われるんですが、今任期中に、議会改革として是非これはやりたいとか、こういうものを作りたいとかあれば教えていただきたいのと、もう一つは、基本条例を作るために委員会を設置されましたけれども、中身を充実させるための何らかの委員会的な、プロジェクトチーム的なものを設置するお考えはあるかどうか、この2点についてお願いします。

 

<寺井議長>

 2月議会で作りました議会基本条例については、私も、最初から参加させていただいて、お話もさせていただいたり、聞かせていただいて、他の県の状況もいろいろ見させていただきました。2月議会でできた基本条例は、基になるものでございまして、完成品ではございません。これから、いろいろな意味で若い議員さんなどからいろんな意見が出てくると思いますし、これが、完成品でないという基本条例でありますから、今後、いろいろな形に変化していくし、見直していく必要があると思います。それで、議会改革の中で、まあ、2年前の帽子議長のところで、私も副議長をさせていただいた中で、定例記者会見とか、ホームページの全面改訂など、いろんな改革をさせていただきましたが、愛媛県は、47都道府県で、そんなに議会改革が遅れている県ではないと思います。それで、少数会派の方々にも、いろんな配慮をしており、他の同じような規模の県の中では、一人会派とか、無所属の方への、質問の回数や時間とかの割り当ては、愛媛県は、かなり進んでいる県だと思いますし、配慮もしています。ですから、これからこういうことが必要になるかというのは、各議員さんからお話を聞かせていただいたり、各会派のお話を聞かせていただいたり、少数会派ともお話をした中で、議会運営委員会というのもありますし、いろいろな形の中で進めていきたいと思います。

 

<毎日新聞>

 先ほどの質問の件ですが、議会改革のためのプロジェクトチームとか、そういうものを設置するお考えはないでしょうか。

 

<寺井議長>

 今のところは、まだです。今日、議長になったところでございますので。まあ、6月議会までには、議員の皆さんとご相談させていただきたいと思います。

 

<あいテレビ>

 1年ごとに正副議長が代わるという現状は、どう受け止めていらっしゃいますか。

 

<寺井議長>

 今、地方が置かれている状況の中で、正副議長が1年交代というのは、他県では、7年、8年やられているところもありますし、副議長が2年間隔でやられているところもありますし、そういう状況を踏えれば、私個人としては、私の次の議長さんからでもという気持ちはあります。いろいろな意見があって、全国議長会も会長が2年制になっていますが、47都道府県の中で1年制という問題は、かなり議論に上がっていると思います。個人的な意見ですが、四国4県の正副議長会とか、中四国の9県正副議長会に出席した時に、前議長さんらが行った国への要望事項について申し送りがあるんです。それは、事務引継ぎみたいな感じでね。そしたら、また、次の議長さんに引き継ぐような形になるわけなんです。だだ、文書を見て、それをどこに要望して、何パーセントできたとか、どういう問題が起きたとか、本人が解らずに動いているのかと思ったんですけど。そういう問題がありますから、次の議長さんのためにも、この1年間は、いろんな議員さんとも相談し、2年制がいいのか、3年制がいいのか、1年制がいいのか、そういう問題に取り組まないといかない時期には来てると思います。また、そういうお話もかなりの県で出ていますし、いろんなところから聞いてますので、それは取り組まないといけない問題だと思います。

 

<愛媛新聞>

 原発問題に戻るのですが、伊方原発の定期検査中の3号機について、定期検査が終わったら再稼働ということを四国電力は考えていると思いますが、その際、四国電力も、中村知事も、地元の同意が必要だというふうに認識が一致しているかと思うんですが、この同意については、県議会としても、議長が表明されるお考えは、お持ちでしょうか。

 

<寺井議長>

 やはり、この前の知事の記者会見や、そして、昨日の伊方原発環境安全管理委員会で、八幡浜市長さんや、伊方町長さんらのいろんなお話を聞いた中で、法的根拠はないけれど、やはり、安全安心の確保ということで、四国電力が、今、地元の市町の方への説明で回っているような状況であると聞いておりますけど、これは、やはり、議会としても、知事と考え方は一緒だと思います。

 

<愛媛新聞>

 議会としても、何か意思を表明すると。

 

<寺井議長>

 そうですね、それは、やるべきと思います。

 

<愛媛新聞(幹事社)>

 他、マスコミの皆さん、質問はよろしいでしょうか。では、終わらせていただきます。

 

<寺井議長、竹田議長>

 ありがとうございました。


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