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議長記者会見

平成22年9月議会後の議長定例記者会見(平成22年10月8日 西原議長・岡田副議長)

平成22年9月定例議会終了後(平成22年10月8日)の議長定例記者会見の要旨について掲載します。


記者会見を行う西原議長 記者会見を行う岡田副議長
記者会見を行う西原議長 記者会見を行う岡田副議長

<NHK:幹事社>
 それでは、はじめさせていただきます。
 はじめに、議長の方からご挨拶をいただきたいと思います。

<西原議長>
 9月定例会を閉じましての、議長定例記者会見となります。よろしくお願いします。
 さて、国政におきましては、9月に菅改造内閣が発足しております。今月から開会された臨時国会で、菅首相は、重要政策課題として、「経済成長」、「財政健全化」、「社会保障改革」、「地域主権改革の推進」「主体的な外交の展開」を掲げました。
 日本経済は、急激な円高株安の中、景気の二番底の恐れにありまして、経済対策や新成長戦略の迅速な実行が求められております。
 先般、閣議決定されました「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」では、ステップ1:9,182億円の予備費での経済対策、ステップ2:補正予算を組んだ追加経済対策、ステップ3:来年度予算及び税制改正での対応を示し、ステップ1は既に執行が閣議決定されております。
 しかし、ステップ2の補正予算を、「ねじれ国会」の中で、どのように成立させていくのか、更には、ステップ3の来年度予算及び税制改正での対応については、民主党マニフェストの取扱いもあり、民主党内や野党との協議に困難を極めることが予想されます。
 ところで、地域主権改革ということでありますけれども、先の民主党代表選の議論の中でも、ひも付き補助金を整理し一括交付金化することで、総額削減ができるかのような発言も出ておりました。
今後進められるであろう、「経済・財政・社会保障の一体的建て直し」の議論の中で、地方に対する歳出抑制が出て来ないか、注意深く見守っていきたいと考えております。
また、代表選の中で、菅首相は、大事なことは「一に雇用、二に雇用、三に雇用」と主張されております。
 ご承知のとおり、地方経済は疲弊しており、地方の雇用創出と経済の活性化は待ったがございません。国会での議論が喧騒だけで終ることのないように、建設的な議論を行い、必要とされる政策が推進されることを望みたいな、と思っております。
 次に、今議会の総括ですが、2日間の代表質問、4日間の一般質問、9月30日から10月5日までの常任委員会において、活発な討論が行われました。
 この中では、防災対策、耐震化対策、経済・雇用対策、地域医療の充実、教育・福祉の充実などや、国の経済対策に即応した追加補正で、合計232億12万8千円の9月補正予算や、各種条例の改正について、審議が行われ、議決されました。
 また、今議会におきましては、決算の重要性を踏まえて、審査方法を変更することとし、決算特別委員会から各常任委員会に決算調査を依頼し、審査の濃密化を図ることといたしております。
 今後の決算審査が、当初の目的どおりに進められるよう、より一層、努力をしていきたいな、と考えております。
 最後になりましたが、加戸知事が、今議会で引退表明をされまして、11月30日に退任されることとなりました。3期12年の長きにわたり、懸命に県政を担っていただいたご労苦に対して、議長といたしましても深く感謝申し上げ、議長定例記者会見の冒頭のあいさつにかえさせていただきます。

<NHK:幹事社>
 それでは、記者クラブの方から代表質問3問あります。
 まず、1問目ですが、次期知事に期待するものについてお願いします。

<西原議長>
 私も、加戸県政12年というものに、最初から関わってきているわけです。そういう意味で言いますと、非常に、閉塞感というものがなくなったのかな、という思いをしております。
それと同時に、やはり自民党も踏まえてでありますけど、各政党間、各会派とも、十分な意思疎通を図っていただいたのではないかな、と思っております。次期知事さんにおかれましても、そういうことを是非とも推進していただきたい。
 私が議長になりましてから、皆さん方とお話をする中で「議会運営は、難しいだろう」と言われます。でも、愛媛県議会って、各会派、政党の思惑とか何とかでギスギスしないで、本当に愛媛県のために、県民のためにということで、各会派が一致団結をしていただいている、こんな思いをしているんですよ。
 それは議会の方もそうでしょうし、これは、知事・理事者の方の態度も、そういうものを助長していただけるという気持ちがあったからこそ、そういうことになったのだろうと思います。
今後も議会としては、県民のため、愛媛県のためを考えていくのでありますから、知事もそのことを第一にお願いしたいな、と思っております。

<NHK:幹事社>
 次に、決算特別委員会の審査方法の変更についてお願いします。

<西原議長>
 これも、昨年の不適正な経理が云々ということがあった中で、それを受けて、議会としてどうするの、議会が本当にチェック機関として、どういうふうに働けるのかということになってきて、この決算特別委員会のあり方について変更しようよ、となりました。
選ばれた委員さんは、当然、審査をしてわかるんですけど、委員外というのは、案外わかっていないところがあります。
 色々なやり方があって、議員全員が入って審査をするところもありますし、議員全員が入った上で分科会を作って審査をするところもあります。
兎に角、手始めに、決算特別委員会をしっかり作りましょうと。丁度ここには、閉会中の常任委員会という制度がありますから、その時に合わせて、全部で6つの常任委員会の中で、それぞれの所管の部分だけになりますけど、決算審査をしっかりと論議をしていただきたい、こんな思いで常任委員会に決算審査を委嘱する。
 そうすると、これで議員全員が参画出来たわけですから、ひとつのステップになっていくと。第一歩としてはいいのではないかと。議員全員が関心を持っていただけるし、理解をしていただける。
なおかつ、9月議会と12月議会の間に、21年度の決算審査をしていただきますと、今度、2月に23年度の予算審査がございますが、これとは1年空くわけですが、連動できてくるのではないかと。
決算審査をするのは21年度分だから、22年度分は来年になるわけです。今年度予算はわかっているのだから、同じ委員会で見てきたんでね。だから、来年、23年度の予算についても連動できて、言わば、3ケ年の流れが見えてくるのではないか。そのことって、単発的なものよりはいいわけよね。議員さんの認識度も深まってくる。
 そういうことになると、理事者の皆さん方にしてみても、関連性を持って来られるわけだから、しっかりとした考え方の上に政策が出来上がってくるのではないか、と思っております。これは、予算審査でも効果が出て来るのではないか、と思っております。

<NHK:幹事社>
 最後に、基本条例の制定と検討状況についてお願いします。

<西原議長>
 これは、副議長が座長をやってくれていますけど、本当に私たち「要る」と思っているのですよ。
二元代表制の一翼を占める議会が、どういう意味で、認めていただくか、理解をしていただくか。そのためには、自分たちが、こういうことをしていく、ああしていく、ということをきっちり明文化をする。そんな中で、自分たち自身も、もっともっと自覚を持った中で、議会活動を進めていかなければならないだろうと、このように思っています。
 今日も講師をお招きして、お話をお伺いするわけで。時間があったら出ていただいたら。なかなか、あの講師、面白いんですよ。記者の皆さんも時間があったら是非、お話聞いてもらうと、非常に面白い視点から、鋭く話をされる。そういうのがあるから、楽しみにしてください。
 その中で、我々も勉強してやっていこうと思っていますし。

<岡田副議長>
 今までのところ、非公開でやってますけど、基本条例を作ろうという方向で、全員のコンセンサスは得ています。
 ただ、いつの時期に、どんなものを作るかというのを、これから検討していくために、今日のような勉強会をして、どういうものにしていくかなと。これから具体的に詰めていきたいな、と思っております。

<NHK:幹事社>
 ありがとうございました。後は、各社から。

<愛媛新聞>
 基本条例は12月議会がひとつのメドかと思っていたのですけど、少なくとも来年の改選期の前には、ということでしょうか。

<岡田副議長>
 言われるとおりで。僕らもちょっと気が早い方で、出来れば、と考えておったわけですが。早急すぎるということよりも、議論を深めることも大事だということで、今の我々の任期中というものでやっていきたいなと考えています。12月議会に、出来るということも、やらないというわけでもありませんけど。今の状況だと、知事選、市長選が間を挟みますしね。そのことを踏まえると、12月議会中も議論の場で、逆に、そこで決定の場にはならないかもしれない。

<愛媛新聞>
 2月にずれ込むと。

<岡田副議長>
 という感じでしょう。

<西原議長>
 ずれ込むというよりは、2月に出来ればと。そこで、何とか形にしようという話で。これも、何が何でも、そこまでに決めるというわけでもないから。でも、そこらへんはメドにしたいと。
県議会の構成メンバー、皆、変わりますからね、選挙で。だから、何とかしたいな、と思っています。

<愛媛新聞>
 決算委員会で、常任委員会に一回降ろしてという審査方法と、他県の事例について、併せてお願いします。

<西原議長>
 そういうことをやっているところもあります。
 先ほど申し上げたように、議員全員を決算特別委員会に入れた上で分科会を作るという形もあるし、議員全員で審査していくという形もあるし。常任委員会に委嘱するというのは少ないのかな。

<事務局長>
 2県あります。

<西原議長>
 最初は、このへんが無理が出てこないかな、と思っているんですよ。

<事務局長>
 議長が言われたように、全員が決算委員会の委員で、そこから分かれて、という方式もありますし。
 全員参加型の決算委員会で、分科会がないという方法もあります。

<愛媛新聞>
 2県は、どことどこでしょうか。

<議事調査課長>
 福井県と栃木県です。

<愛媛新聞>
 決算認定の充実もそうなんですけど、新県政が始まって、例えば、予算委員会みたいなものについて。
 国会でも、どっちかというと衆議院が予算で、参議院が決算という役割分担がありますけど。2院制ではないですけど、そういったこと、中長期的に、基本条例も出来てですね、編成段階から議会が積極的に関わっていこう、というお考えはいかがでしょうか。

<岡田副議長>
 これは多分ね、もう今期は、対応はなかなか時間的に難しいだろうと思います。来期に新しい構成になった時にね、私たちとすれば、次期議長・副議長に是非とも検討していただきたいな、という気持ちは伝えたいとは思っています。

<愛媛新聞>
 10月30日の土曜日に、議長の方に知事から辞表をということがありますが。土曜日になることについて、議長から何か感想ございますか。

<西原議長>
 知事は土曜日でもお金はいらない、議長は出てきてもお金がいらないから出てこいということではないのかな。
 まあ、日程のことは皆さんご存じでしょう。こういうことがあって、その日だというのは。そのことは、理解もしますしね。
 ただ、補欠選挙うんぬんと言われると、ちょっと、議会側としては、そこまで言ってほしくない、という事実もありますがね。諸般の事情から言えば、だからといって補欠選挙で1億円、という話もありますし。だから、そこらは、まあ仕方ないかと。そこで使うのも、事業なり何なりに使っていくのも、同じ お金とすれば、こういう時期だから、ちょっと我慢するかと。
 これも、あまり我慢するすると言うと、議員は少なくてもいいのか、ということにもなりますけどね。

<愛媛新聞>
 10月30日に辞表を受理されたら、即日、選挙管理委員会に通知する予定ですか。

<西原議長>
 そうです、はい。

<愛媛新聞>
 傍聴席からの不規則発言は、取材の支障にもなりますので、傍聴の心得もあろうかと思いますけれども、考えていただければと思いますが。

<西原議長>
 阿部議員さんにもお話するんだけどね。「自民党は延ばして、時間がオーバーしても言わないのに、私にだけは言うのか」とかそんなことを、また、おっしゃっておられてね。
 先ほど、阿部議員が見えられて。実は、佐々木議員に聞いたそうで。「時間、延びとるよね」と聞いたら「そんなことは、あり得ぬ」と言っていただいたそうで。だから、そういう点でいうと、きっちり公平性がありますよ、ということを阿部議員にも、時間もご理解いただきました。
 阿部議員のお友達なのでしょうから。今日、お見えになった時に「規則は破るためにあるのか、守るためにあるのか、更に、5分という時間が長いか短いかにせよ、これは5分なら短いよ、7分ならいいよ、10分ならいいよという話でなくて。議員なんだから、5分という時間の中で、自分の話をまとめ切らないと」と、お話させてもらったから。どのくらい理解をしていただけるのか。

<岡田副議長>
 ただ、さっき話をしていて、ルールというものに対して、自分たちの基準でしかルールを計らない方なので、あの方たちにルールを言っても、多分、わからんと思うんですよ。
 ですから、「ヤジをしたらダメですよ、これはルールなのですよ」と言っても「それは何でダメなん、それは開かれた愛媛県政ではない」という言い方になるので。要は、傍聴席に入れないということをしない限りは、多分、止めれないと思うんですね、あの方々は。ルールに対する感覚が違うから。そういう意味で、今後、本当にそこまで考えないといけないのか、と。
 入室を許可しないというようなことまで考えないことには。要は、阿部議員にも「5分間というルールがあるんだから、その範囲で収めてくださいね」という言い方をしているけど。そうではなくて「愛媛県政が開かれてないからいかんのだ」としか取られてないですからね。ちょっとこれは、そういう感覚で対応していかないと、本当に止めようと思えば。

<愛媛新聞>
 5分かどうかとは別に。

<岡田副議長>
 10分でも、オーバーする人はするでしょう。

<西原議長>
 結局、そういうことですよね。だから、時間を仮に、5分が短いからオーバーして当たり前なんだと。じゃあ、10分が短いからオーバーして当たり前、1時間やるのというのと。
 それとこれとは、別問題なんだけど。そういうことを何もかも一緒にされるから。お話しているんだけど、悲しい思いをしているよ。理解がいただけないというのは。

<愛媛新聞>
 ルールの問題と、傍聴席からの不規則発言は、また別なんでですね。
 後ろで騒がれるとちょっと。

<岡田副議長>
 それもルールなんですよ。発言したらダメですよ、発言したらいけませんよ、というのが。「ルールだから止めなさい」と、こっちは言うしかないんだけど。
 「そのルールは、何で従わなければいけんですか、ルールがおかしい」と言われたら、じゃあ、入ってこないように、となりますよ。

<西原議長>
 「ルールがおかしい」とおっしゃるから。「そんなこと決めるのがいけん」と。「だから、短い、5分だからいけん。だから、愛媛県政は開かれていない、愛媛県議会は開かれていない」と。

<朝日新聞>
 他県でですね。大阪とか名古屋とか、阿久根市なんかでですね、個性的な首長さんがいらっしゃるところで、議会と首長との対立というのが、だんだん全国の中で話題になっているのですけど、議長としてどのようにご覧になっていますか。

<西原議長>
 これは、私自身が思うのは、議会のあり方に対するものなんでしょうからね。それは、色々なかたちで出て来るわけで。
 そういう意味で言うと、本当にね、議会と首長は切磋琢磨しなくっちゃいけない。だからこそ、我々は出来ることからということで、特別委員会も変えようとか、基本条例もつくっていこうと。そして、戦いじゃない、お互いにきっちり立場をとって議論の応酬をしなくちゃ。それをまた、市民、県民に見ていただく、そのためにやらなければいけんと。ある意味、覚醒していいのではないか、目が覚めてもいいんではないか、議会も。

<NHK:幹事社>
 各社、他にございませんか。ないようですので、このへんで。

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