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伊方原発に関する知事メッセージ(平成29年)

ページID:0014985 更新日:2017年9月8日 印刷ページ表示
伊方原発に関する知事メッセージ(平成29年)
日付 内容
平成29年12月22日 訪問対話活動の結果報告について
平成29年9月8日 伊方発電所1号機の廃止措置に関する事前協議に対する了解等について
平成29年6月28日 伊方原発1号機の廃止措置計画の認可について

訪問対話活動の結果報告について

 12月22日、四国電力から、11月から12月にかけて実施した訪問対話活動の結果報告がありましたので、お知らせします。

 この訪問対話活動は、福島第一原発事故後、地元説明に真摯に取り組むよう求めた私からの要請を受け、四国電力が伊方原発から20km圏内に拡大して実施しているものであり9回目となります。

 [添付資料:訪問対話活動の実施結果][PDFファイル/124KB]

 今回は、圏内約27,000戸を訪問(在宅率約49%)し、以下について説明するとともに、ご意見をお聞きしたとのことでした。

 【伊方3号機の現状】

  • 昨年8月の再起動以降、大きなトラブルなく安全運転され、本年10月から定期検査を実施中
  • 定期検査中には、予防保全として、原子炉容器上蓋の取替工事や非常用ディーゼル発電機火山灰対策工事を実施

 【伊方1号機の廃止措置】

  • 解体作業を確実かつ安全に実施するため、全体を4段階に区分し、約40年間をかけて解体
  • このうち、管理区域外設備の解体撤去を行う第1段階の作業については、本年9月から開始

 【使用済燃料の乾式貯蔵施設の安全性】

  • これまでに伊方発電所で発生した使用済燃料について、再処理工場に搬出するまでの間、乾式貯蔵施設により敷地内で一時的に貯蔵することを検討中
  • 乾式貯蔵施設は、プールで十分に冷却された使用済燃料を、安全機能を備えた頑丈な容器において、水や電気を使用せずに自然対流で冷却する安全性に優れたもの

 住民の方々の具体的なご意見としては、「1号機廃炉に伴い発生する廃棄物処理が不安」、「人間が制御できないものを扱うべきではない」といったものがある一方、「廃炉は長くなるが、がんばってほしい」、「原発は地元経済の発展に必要だ」などがあったということです。

 県としては、四国電力に対し、引き続き、運転の有無にかかわらず、安全確保を最優先に取り組むとともに、訪問対話活動を継続的に実施し、県民の安心醸成に努めるよう改めて要請いたしましたので、ご報告申し上げます。

 

平成29年12月22日

愛媛県知事 中村 時広

伊方発電所1号機の廃止措置に関する事前協議に対する了解等について

 伊方発電所1号機については、昨年12月26日に、四国電力が原子力規制委員会に廃止措置計画の認可申請を行ったところであり、県に対しても、安全協定に基づく事前協議の申し入れがありました。

 これを受け、県では、国の審査と並行して、原子炉工学等の専門家で構成する原子力安全専門部会において、四国電力から計画内容を聴取するとともに、原子力規制委員会の認可が下りた6月28日以降は、同委員会に対し、審査結果やその根拠などについて説明を求め、それらを基に審議を重ねた結果、9月1日、伊方原子力発電所環境安全管理委員会から、「廃止措置計画は妥当なものと判断する」との意見が取りまとめられた旨の報告がありました。

 一方、立地町である伊方町や隣接の八幡浜市からは、廃止措置を了解する意向が示されたほか、県民の代表である県議会においても、本会議でこれまで十分な議論がなされ、さらなる安全性の向上に努めることなどの意見があったところです。

 

 これらを総合的に判断し、伊方1号機の廃止措置計画の内容が、安全確保及び環境保全上適切なものであると考え、本日、事前協議を了解することとしました。

 了解に当たっては、環境安全管理委員会の報告や県議会の意見、地元の要請も踏まえ、四国電力に対し、廃止措置期間中の安全確保の徹底に努めながら、国内外の新技術等を取り入れ、計画の改善を図ることなどを求めました。また、国には、法令に基づく検査等を通じ、事業者の取り組みをしっかりと確認するとともに、低レベル放射性廃棄物の処分への積極的なサポートなどを行うよう要請したところです。

 

 [添付資料1:四国電力に対する事前了解文書][PDFファイル/108KB]

 [添付資料2:関係省庁に対する事前了解通知文書][PDFファイル/109KB]

 

 また、四国電力から、伊方発電所3号機について、来月上旬から定期検査を実施するとの報告がありました。

 

 県では、昨年9月7日に通常運転へ移行後、これまで大きなトラブルもなく、安全運転が行われていると考えていますが、今後とも、安全対策に万全を期すとともに、「えひめ方式」による通報連絡体制のさらなる徹底に努めること、加えて、再起動後初めての検査となる今回の定期検査においてしっかりと安全性を確認することなどを要請しました。

 

 このほか、乾式貯蔵施設や伊方発電所2号機の検討状況についても説明がありましたが、県としては、県民の安全・安心の確保に向け、四国電力や国に、一層の安全性の向上を図るよう求めるとともに、引き続き、伊方原発に係る取り組みについて、知事メッセージ等を通じ、広く皆様に対し、丁寧な説明や情報提供に努めてまいります。

 

平成29年9月8日

愛媛県知事 中村 時広

伊方原発1号機の廃止措置計画の認可について

 伊方原発1号機については、昨年12月26日に四国電力が原子力規制委員会に廃止措置計画の認可申請を行ったところですが、同委員会による審査を経て、6月28日、基準に適合しているとして認可されました。

 本計画に関しては、四国電力から事前協議の申し入れがあり、県としては、今後、伊方原子力発電所環境安全管理委員会 原子力安全専門部会において、原子力規制委員会から詳細な審査結果の説明を受け、廃止措置が安全かつ環境保全上問題なく実施されるものであるか、しっかりと確認していきます。

 

 引き続き、伊方原発に係る取り組みについて、知事メッセージ等を通じ、広く皆様に対して、丁寧な説明や情報提供に努めてまいります。

 

平成29年6月28日

愛媛県知事 中村 時広

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