知事からのメッセージ

愛媛県知事 中村 時広

愛媛県知事 中村 時広プロフィール

  • 生年月日:昭和35年1月25日
  • 出身地:愛媛県松山市
  • 趣味:読書・スキー・バドミントン
  • 座右の銘:至誠通天
  • 略歴:
    慶應義塾大学法学部法律学科卒業
    三菱商事株式会社 燃料部門
    愛媛県議会議員
    衆議院議員
    衆議院大蔵委員会委員
    衆議院消費問題等に関する特別委員会理事
    愛媛県松山市長(連続3期)
    四国市長会会長(3期)
    全国市長会副会長(3期)
    総務省顧問(地域主権関係)
    愛媛県知事(1期目)

前向きで、チャレンジ精神旺盛な皆さんを待ってます。

愛媛県知事 中村 時広


愛媛県職員の募集に当たり、中村知事に今後の愛媛県はどうあるべきか、愛媛県職員には何が求められるかなどについてお聞きしました。

インタビュアー:フリーアナウンサー 若林 ゆり

まず、愛媛県の魅力やアピールポイントについて教えてください。

中村知事:
愛媛県は、伊予の国という表現がいいのかなとも思いますが、エリアで分けると、東部の伊予東予、中央部の伊予中予、南西部の伊予南予と3つのエリアに分かれています。それぞれキャラクターが全然違っていまして、東予は2次産業が中心の地域、中予は四国最大の都市松山市を中心とする3次産業の地域、南予はありのままの自然が残された1次産業の地域と、1次産業、2次産業、3次産業が県内にバランスよく展開されています。これは日本でも珍しい体系であり、この組み合わせから、これからいろいろな価値が生まれてくる、将来性豊かな、非常にいい所だと思っています。

愛媛県の果たすべき役割・担うべき役割はどのようにお考えでしょうか?

中村知事:
一つには、県という行政体が今後どうあるべきかという視点が必要だと思いますね。これまでは、国があって、県があって、市町村があって、それらが何か縦社会のような構図でつながっており、いわば全ての政策を国で作り、地方は国から送られたメニューの中から自分の身の丈にあったものを選択するという形がこれまでの日本の姿だったのですが、もう国には、そんな政策を考える余力もありません。これからは、国のやるべきこと以外は全部地方でやる、そういった構造改革が必要になってきています。
そのためには、二重行政の無駄を排するなど、さまざまな手続きが必要ですけれども、その中で、愛媛県は生活に密着している市町をサポートする、それから、例えば、防災やゴミ問題等のコーディネートといった市町を越えた広域的な課題に取り組むというような、明確な役割を持った地方自治体に生まれ変わっていく必要があると思っています。

では、愛媛県の職員にはどのような資質が求められるのでしょうか?

中村知事:
先ほど申し上げたように、これまではメニュー選択型の行政マンが通用した時代だったのですが、国と地方の役割分担が進んでいきますと、メニュー選択型の行政から政策立案型の行政へと脱皮していかなければなりません。ですから、昔は、役所というのは、遅れず、休まず、働かず、そんなふうに揶揄されたこともありますが、今はもう決められたことだけをやれば済むような時代ではありません。いわば民間感覚的な素養と心意気を持った職員が必要になってきており、随分とイメージが変わっていると思っています。

知事自身が社会人であった時のご経験を踏まえ、社会人に求めれられる資質というのを教えてください。

中村知事:
そうですね。誰しもが、志望して、ある程度のイメージを持ってそれぞれの職場の門をたたくと思いますが、やはり経験という面においては、学生から即社会へ出た場合はある意味乏しいわけですよね。ですから、まず謙虚さを持つということが大事だと思います。
知識を得る最上の手段は、己が無知だと悟ること。その姿勢を持っていれば、いろいろな知識や経験を吸収していくことができると思います。それから社会人の第一歩となる最初の5年間、これが勝負なんですね。スポーツでも基礎練習をしっかりやった選手が伸びていきます。基礎練習をおろそかにすると伸びません。ですから、最初の5年間は長い目で見て、とても大事な期間だということを意識することが大切なのかなと思いますね。

それでは、県職員を志望する受験生の皆さんへエール、メッセージをお願いします。

中村知事:
それぞれの地方自治体によって、考え方も目指すべきビジョンも違いますが、少なくとも今愛媛県では、先ほど申し上げたような時代の変化、この荒波を乗り越えていくという覚悟を持った自治体として進んでいくつもりです。ですから、安定志向、決められたことをやれば無難に過ごせるんじゃないか、そんな感覚で役所を見つめているのであれば、愛媛県はやめた方がいいです。ほかの自治体に行った方がいいと思います。愛媛県が求めているのは「仕事をする職員」です。前向きに、チャレンジ精神旺盛で、そういう感覚で見つめていただけるのでしたら、ぜひぜひチャレンジしてもらいたいと思います。

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