8.3 木造建築の防火設計火災については、木造建築は不利な面があるのは確かです。しかし、近年の工法や材料の開発や研究で解消されつつあります。火災の際に躰体の耐力が低下して崩れ落ちることに注目すると、木材は鉄骨より丈夫です。木材は断面が大きい場合、表面は燃えても内部までは達しないため、燃えても耐力の低下がゆるやかです。鉄骨の場合は急激に耐力が低下しています。ここでは、防火についての法的規制をまとめています。防火規定のうち、木造建築と重大な関係があるのは、次の3点です。 (1)耐火、準耐火などの構造規定
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| 防・耐火構造等の用語の定義に関連する法令 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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用語の説明 ○耐火建築物 柱や梁、床、階段、屋根などの構造上重要な部分が、鉄筋コンクリートやレンガ等の不燃材料で造られているもので、延焼のおそれのある部分にある窓・扉に防火設備がある建物。 従って、柱や梁、壁、床等の主要構造部を木や木質建材にすることは困難となります しかし、内装に木や木質建材にすることは場合によっては可能です。 ○準耐火建築物 耐火建築物以外の建築物で、柱や梁、床 、階段、屋根などの構造上重要な部分が鉄骨や木材で作られていて、それらが石こうボード やセメント板、モルタルなどの不燃材料で覆われているもの。または 、柱や梁等の表面が燃えても構造耐力上支障のない太さ(燃えしろ設計)の材料でつくられているもの。また、延焼のおそれのある開口部に防火設備(防火戸等)がある建物。 |
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| 準耐火工法の例 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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○防火性能(防火構造) 建物周囲で発生する通常の火災時に、外壁と軒が30分間「構造耐力上支障のある変形、溶融、破壊その他の損傷を生じない」ことと「加熱面以外の面の温度が可燃物燃焼温度以上に上昇しない」こと。 ○準防火性能 建物周囲で発生する通常の火災時に、外壁と 軒が20分間「構造耐力上支障のある変形、溶融、破壊その他の損傷を生じない」ことと「加熱面以外の面の温度が可燃物燃焼温度以上に上昇しない」こと。 |
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