4 木材の特性について(1)


4.1 針葉樹と広葉樹

針葉樹と広葉樹 樹木を葉の形態で分類すると針葉樹と広葉樹に区分できます。針葉樹はスギ・ヒノキ・マツ類等、細くとがった葉をもった樹木です。針葉樹は、常緑樹と落葉樹に大別できますが、カラマツ・イチョウ等を除くと他は常緑樹です。広葉樹は扁平な葉をもった樹木です。常緑樹には、シイ、カシ、クス、ツバキ等があり、落葉樹にはケヤキ、ブナ、ナラ等があります。
 針葉樹は、主に建築用構造用部材・仕上げ材として利用され、広葉樹は造作材、家具材、仕上げ材等に利用されます。住宅に利用される樹木としては、スギ・ヒノキは柱材、マツが梁桁材、家具にはキリ、クス、ケヤキ等、床にはマツ、ナラ等が利用されます。
  

4.2 辺材と心材辺材と心材

 丸太を横切りしたとき観察できる大きな特徴は、周縁部分の白っぽい辺材(白太)と、中心部分の着色した心材(赤身)の区分です。
 辺材には、生きた細胞が含まれており、デンプンや脂肪など栄養分が貯蔵されていることが多いため、変色菌や腐朽菌あるいは害虫に侵されやすくなります。
 一方、心材には木の香りや色のもとになる成分が存在するため、腐朽菌や昆虫などの攻撃に対して辺材より抵抗性が大きくなります。

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