愛媛県感染症情報センター 愛媛県  | 衛生環境研究所  | 感染症情報センター  | トピックス  | 感染症情報  | グラフ  

愛媛県衛生環境研究所感染症情報センタートピックス> 感染性胃腸炎の流行状況について

感染性胃腸炎の流行状況

(平成24年5月18日更新)

 感染性胃腸炎は、細菌、ウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とした感染症の総称です。毎年秋から冬にかけて流行しますが、その多くはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルスなど)が原因です。4月以降はロタウイルスの流行時期となります。

「ノロウイルス感染症について」はこちらから 「ロタウイルス感染症について」はこちらから
■ 感染性胃腸炎の患者発生状況 −平成24年第19週(5月7日から5月13日)現在−

 感染性胃腸炎患者の定点当たり報告数は、第18週6.0人から第19週10.6人と増加しました。 ただ、第18週は連休による医療機関の休診で、報告数が一時的に減ったと考えられるため、傾向としては4月中旬以降、徐々に減少していると考えられます。

 病原体は、4月以降、ロタウイルスの割合が高くなっていますが、ノロウイルスも検出されています。外出後や調理・食事の前、トイレやおむつ交換の後は、液体せっけんで手を洗い、すすぎは流水で十分行いましょう(→手洗いの方法)。 症状のある方の便や吐物にはウイルスが含まれていますので、処理の際には使い捨て手袋をするなど、汚染を拡げないよう十分注意してください(→ロタウイルス感染症)。

 

定点当たり患者報告数の推移

区分 愛媛県 保健所別 (→各保健所の管轄市町はこちら
四国中央 西条 今治 松山市 中予 八幡浜 宇和島
定点当たり
患者報告数
19週 10.6 13.7 7.5 9.2 12.4 10.3 15.5 5.3
18週 6.0 5.7 1.7 5.0 5.9 6.0 14.3 6.0
17週 16.9 14.3 15.8 20.0 20.6 11.0 24.5 5.0
 

図-愛媛県の週別感染性胃腸炎患者発生状況(過去5シーズンとの比較)

図-愛媛県保健所別の感染性胃腸炎患者発生状況

(→ 各保健所の管轄市町はこちら

図-愛媛県年齢区分別発生動向

図-全国の感染性胃腸炎患者発生状況(過去5シーズンとの比較)

[ページトップ]

■ 検出病原体 −平成24年5月8日現在−

 感染性胃腸炎では、4月中旬から下旬に採取された検体(21例)からA群ロタウイルスが9例(約43%)、ノロウイルスGIIが4例(約19%)検出されています。現在、県下で発生している感染性胃腸炎の多くは、A群ロタウイルスによるものと考えられますが、ノロウイルスも混在しているようです。

   ●感染性胃腸炎関連ウイルスの月別検出数の推移 (平成24年5月8日現在)

図-愛媛県における感染性胃腸炎関連ウイルスの月別検出数(2006年以降)

   ●感染性胃腸炎関連細菌の月別検出数の推移 (平成24年5月8日現在)

図-愛媛県における感染性胃腸炎関連細菌の月別検出数(2006年以降)

 感染性胃腸炎に関連する病原体は、通常、冬期は主にノロウイルス、サポウイルス、ロタウイルス等のウイルス性のものが中心で、夏期は細菌性を原因としたものが主となります。

 上の図は、2007年以降の県内における感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数(折れ線グラフ)および検出ウイルス・細菌(棒グラフ)の推移を示しています。
 患者は冬期に集中しており、年末年始を境に2峰性のピークを示しています。検出病原体のほとんどはウイルス性であり、晩秋から年末にかけてみられる第1の流行時期にはノロウイルスが、1月から4月にかけてはロタウイルスが多く検出され、2つのピークがそれぞれ別のウイルスによるものであることがわかります。一方、夏期はウイルス性病原体の検出数が減少し、カンピロバクターや下痢原性大腸菌などの細菌性病原体の検出数が増加しています。

◆IASR 「ノロウイルス検出速報2011/12シーズン」 
◆厚生労働省  「感染性胃腸炎の流行に伴うノロウイルスの予防啓発について」(PDF)



[一つ前に戻る]

[感染症情報センターに戻る]

[ページトップへ]


愛媛県立衛生環境研究所
  愛媛県感染症情報センター
    TEL 089-931-8757
    FAX 089-947-1262
   eikanken@pref.ehime.jp