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 感染症をとりまく環境  感染症を予防するには  消毒について
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感染症をとりまく環境

 感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体が、さまざまな経路を通じて体に侵入し増殖して起こす病気です。近年では、医学の進歩や生活水準の向上などにより、かつて流行していたコレラなどの発生は激減しましたが、O157やエボラ出血熱などの新たな感染症が出現するなど、感染症をとりまく環境は大きく変わってきており、今後も注意が必要です。
 しかし、感染症は、うがいや手洗いといったごく基本的なことで予防できる場合も少なくありません。また、早めに医療機関を受診することで、重症化を防ぐことが可能な場合も多くあります。一人一人が注意して、感染予防に努めましょう。

感染症を予防するには

 感染症を予防するためには、次のような対策があります。

<感染源対策>
 感染症の病原体を駆除して感染を防止する対策です。
 日頃から消毒に努め、特に感染症が発生した場合は十分に消毒をしましょう。

<感染経路対策>
 感染経路を遮断することによって感染を防止する対策です。
 感染症によって感染経路が違いますので、それぞれ適切な予防方法をとって、感染予防に努めましょう。

1.経口感染(赤痢、O157など)
 ウイルスや細菌で汚染された食べ物や飲料水を食べたり飲んだりすることで感染するという経路です。
 
  • 日頃から食事の前やトイレの後の手洗いを心がけ、手を清潔にしましょう。
  • 食べ物は十分加熱調理するようにしましょう。

2.空気感染(インフルエンザなど)
 せきやくしゃみで吐き出され、空気中にばらまかれたウイルスや細菌を吸い込むことによって感染するという経路です。
 
  • うがい、手洗いを心がけましょう。
  • 部屋の換気をこまめに行うようにしましょう。
  • 人ごみに入るときはマスクをつけるようにしましょう。

3.性感染(エイズ、性器クラミジア、梅毒など)
性行為をすることで感染するという経路です。
 
  • コンドームを正しく使用しましょう。
  • 一人一人が感染を予防する意識をもつことが大切です。

<感受性対策>
 一人一人が感染症に対する抵抗力をつけて、感染を予防する対策です。
  • 栄養を十分とりましょう。
  • 休養を十分とりましょう。
  • 適度な運動を心がけ、体を鍛えておきましょう。

<予防接種>
 予防接種とは、麻しん(はしか)や百日せきなど、感染症の原因となるウイルスや細菌の力を弱めてワクチンをつくり、それを体に接種して病気に対する抵抗力をつけることです。
 予防接種というと、副反応が心配で消極的になってしまう人もいるかもしれませんが、現在日本で使用しているワクチンは世界の中でも優秀なもので、副反応が起こる頻度は少ないものです。ただし、一人一人体質が違うので、副反応が出る場合もありますので、かかりつけの医師によく診てもらって、納得してから受けましょう。
予防接種は、感染症予防にとても有効な方法です。積極的に受けるようにしましょう。

消毒について

 2次感染を予防するためには、消毒が大切です。一般的な家庭内での消毒は、次のような方法で行います。
  • 食器類の消毒
    食器用洗剤できれいに洗った後、水で洗い流し、乾燥させましょう。
    また、煮沸消毒も行うとより清潔になります。

  • トイレの消毒
    トイレ用の洗剤できれいに洗いましょう。
    便座や床も忘れずに、ぞうきんに消毒液を含ませてふきましょう。

  • 蛇口やドアノブの消毒
    消毒液をぞうきんに含ませてふきましょう。
    家庭用漂白剤を使っても効果があります。

  • 衣類、タオル、シーツの消毒
    洗濯したあとは日光にあててよく乾かしましょう。
    タオルは、一人一人専用のものを使うようにし、一枚のタオルをみんなで共用しないようにしましょう。
☆1から3類感染症に感染した場合は、その都度保健所の職員が消毒の指導を行いますので、適切な消毒に努めてください。

感染症の分類

 感染症は、感染力や罹患した場合の症状の重篤性などに基づいた総合的な観点からみた危険性によって次のように分類されています。(平成20年5月12日現在)
感染症名 性格 感染した場合
<1類感染症>
エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
ペスト
マールブルグ病
南米出血熱
ラッサ熱
痘そう
感染する力が強く、また、感染した場合に命を落とす危険性がきわめて高い感染症 入院することになりますが、入院の費用について自己負担はありません。
<2類感染症>
急性灰白髄炎
重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルスに限る)
結核
ジフテリア
鳥インフルエンザ(H5N1)
   
感染力が強く、また、感染した場合に命を落とす危険性が高い感染症 症状が重いと入院することになりますが、入院の費用について自己負担はありません。
<3類感染症>
腸管出血性大腸菌感染症
コレラ
細菌性赤痢
腸チフス
パラチフス

感染する力はそれほど強くなく、感染した場合でも命を落とす危険性は高くないが、特定の職業への就業によって集団発生を起こしうる感染症 特定の職業への就業が制限されます。
<4類感染症>
ウエストナイル熱
エキノコックス症
黄熱
オウム病
回帰熱
Q熱
狂犬病
コクシジオイデス症
腎症候性出血熱
炭疽
つつが虫病
デング熱
日本紅斑熱
日本脳炎
ハンタウイルス肺症候群
Bウイルス病
ブルセラ症
発しんチフス
マラリア
ライム病
レジオネラ症
A型肝炎
E型肝炎
サル痘
ニパウイルス感染症
野兎病
リッサウイルス感染症
レプトスピラ症
鳥インフルエンザ(H5N1を除く)
オムスク出血熱
キャサヌル森林病
西部ウマ脳炎
ダニ媒介脳炎
東部ウマ脳炎
鼻疽
ベネズエラウマ脳炎
ヘンドラウイルス感染症
リフトバレー熱
類鼻疽
ロッキー山紅斑熱
ボツリヌス症

動物、飲食物等の物件を介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれがある感染症(人から人への感染はほとんどない)
<5類感染症>
(全数)
アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎(A型、E型肝炎を除く)、クリプトスポリジウム症、クロイツフェルト・ヤコブ病、劇症型溶血性レンサ球菌感染症、後天性免疫不全症候群、ジアルジア症、髄膜炎菌性髄膜炎、先天性風しん症候群、梅毒、破傷風、バンコマイシン耐性陽球菌感染症、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症、急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く)、麻しん、風しん
 

(定点)
咽頭結膜熱、インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、急性出血性結膜炎、クラミジア肺炎(オウム病を除く)、細菌性髄膜炎、水痘、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、百日咳、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、ヘルパンギーナ、マイコプラズマ肺炎、無菌性髄膜炎、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性緑膿菌感染症、流行性角結膜炎、流行性耳下腺炎、淋菌感染症、RSウイルス感染症、尖圭コンジローマ

国が感染症発生動向調査を行い、その結果などに基づいて必要な情報を一般国民や医療関係者に提供、公開していくことによって、発生・拡大を防止すべき感染症
<指定感染症>
政令で一年間に限定して指定された感染症
すでに知られている感染症の中で上記1から3類に分類されていない感染症において1から3類に準じた対応の必要が生じた感染症 1から3類感染症に準じた対応が必要になります。
<新型インフルエンザ等感染症>
新型インフルエンザ
再興型インフルエンザ
新たに人から人に感染するようになったウイルスを病原体とするインフルエンザや、かつて世界的に流行し、その後流行することなく長期間経過していたが再興したインフルエンザであって、 全国的かつ急速なまん延により国民の生活及び健康に重大な影響を与える恐れがるもの 状況に応じて入院が、必要になったり外出の自粛の要請があります。
<新感染症>
都道府県知事が厚生労働大臣の技術的指導
・助言を得て個別に応急対応する感染症

(要件指定後)
政令で症状などの要件指定をした後に
1類感染症と同様の扱いをする感染症
人から人に感染すると認められる疾病であって、すでに知られている感染症と症状などが明らかに異なり、その感染力及び罹患した場合の重篤度から判断した危険性がきわめて高い感染症 入院することになりますが、入院の費用について自己負担はありません。
☆体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

愛媛県感染症情報

 県では、県内の感染症の発生状況をまとめた「愛媛県感染症情報」を作成し、県のホームページに掲載しています。 また、O157エイズC型肝炎 についても掲載していますので、ご覧下さい。

☆「感染症に感染したかもしれない」、「体調がおかしい」など、気になることがあったら、最寄りの保健所へ相談してください。


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