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小型焼却炉ダイオキシン類簡易削減技術試験

■ダイオキシン類特別措置法の設置と削減技術試験の目的

猛毒のダイオキシン。その発生を抑えるために、総合管理システムの開発を愛媛大学を中心に行ったんだ。
ダイオキシンの恐怖
ダイオキシンとは有機塩素化合物であるポリ塩化ジベンゾダイオキシン(PCDD、75種類)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF、135種類)の総称。発ガン性や免疫毒性、生殖毒性(言わゆる環境ホルモン)など多岐にわたる毒性があると言われています。
環境中で分解されにくく、生物は大気や植物を通じて微量ながら摂取し続けています。
そしてこのダイオキシンの約9割が廃棄物焼却炉から排出されていると推計されています。
ダイオキシン類特別措置法の設置
国はこのダイオキシン排出量を14年末までに、約9割削減することを目標として、従来未規制であった小型廃棄物焼却炉(焼却能力が1時間当たり50kg以上200kg未満の焼却炉でダイオキシン類の排出量全体の約2割を占めていると推計される)について、大型廃棄物焼却炉と同様なダイオキシンの排出規制を行うことにしました。
小型焼却炉からのダイオキシン削減へ
愛媛県でも、平成9年度に県や学校が使用していた小型焼却炉を廃止しましたが、民間でも依然として多くの小型焼却炉が使用されていることから、小型焼却炉のダイオキシン類削減対策を当面の緊急課題とし、安易で簡易にダイオキシン類を削減できる総合管理システムの開発および手法の確立に取り組むことになりました。

■小型焼却炉ダイオキシン類簡易削減技術試験の概要

1. 委託先
愛媛大学農学部 脇本教授
2. 試験用焼却炉
焼却能力50kg/時程度の焼却炉を使用
3. 試験内容
●愛媛県内事業所における小型焼却炉稼働状況及び廃棄物への意識に関する実態調査
●小型焼却炉におけるダイオキシン類対策に関する従来技術の調査
●小型焼却炉における排ガス中のダイオキシン類簡易削減技術評価試験
●灰中のダイオキシン類無害化処理試験
4. 小型焼却炉ダイオキシン類削減試験結果評価委員会の設置
試験の実施計画の策定および、試験結果の評価を行うため、専門家で構成する委員会を設置。委員は下記のようになりました。
氏名 所属
(会長) 立川 涼 環境創造センター所長
(副会長) 脇本忠明 愛媛大学農学部教授
酒井伸一 独立行政法人国立環境研究所循環型社会形成推進・廃棄物研究センター長
土橋正二郎 (財)日本環境衛生センター環境科学部長
本田克久 愛媛大学客員教授(三浦工業(株)三浦環境研究所所長)
排ガス中のダイオキシン類簡易削減技術評価試験で用いた燃焼促進型焼却炉

排ガス中のダイオキシン類簡易削減技術評価試験で用いた燃焼促進型焼却炉

排ガス中のダイオキシン類簡易削減技術評価試験で用いた燃焼強化・吸着処理併用型焼却炉

排ガス中のダイオキシン類簡易削減技術評価試験で用いた燃焼強化・吸着処理併用型焼却炉

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